アトピー性皮膚炎のかゆみナビ

さまざまな摩擦刺激による痒み

赤ちゃんの場合は、口の周りや頬に発疹がよく出ます。

 

ですが赤ちゃんは顔がかゆくても、
自分ではまだ上手に引っかくことができないため、
母乳を飲むときに、お母さんの乳房にこすりつけるなどして
その痒みを抑えようとします。

 

赤ちゃんの口の周りや頬の発疹をよく見てみると、
唇のすぐ回りには発疹があるのではなく、
唇の周りの頬の盛り上がったところに発疹があります。

 

これは、お母さんの乳房にこすりつけるために、
そうなるのではないでしょうか。

 

目の周りの発疹でも同じようなことが起こります。

 

お母さんによっては、赤ちゃんを抱っこするときに癖があります。

 

いつも頭が左に来るように抱っこしているお母さんの赤ちゃんは、
右のこめかみの辺りに発疹がよくでています。

 

これは、お母さんの服に、
赤ちゃんが顔をこすり付けているためだと思います。

 

あかちゃんは、お母さんとのスキンシップを、
気がつかないところでも行っているのですね。

 

さて、アトピー性皮膚炎の痒みは突然襲ってきますが、
体が温まると同時に痒みが強くなるという人が多いのではないでしょうか。

 

たとえば、お風呂に入ったり、コタツに入ったり、
ベッドに入ったりして、体が温かくなると突然痒くなります。

 

これは、痒みの神経が、痒みを感じやすくするためです。

 

遊びや仕事などに集中している昼間は、
あまりかゆみを感じず、
緊張が取れてリラックスしたときに痒みが出るのです。

 

特に、最も緊張感から開放され、リラックス眠る前は、
最も痒みが増すときです。

 

子どもの場合は、痒みをこらえることができず、
無意識に布団の中で体をボリボリとかきむしっています。

 

親は、子どもがそのようにして自分の体を傷つけているのが気になり、
眠れなかったりします。

 

子どもは完全に寝ていても、一晩中?き続けていて、
朝起きると、布団が血だらけになっているということもあります。

 

本当にアトピー性皮膚炎の痒みは、本人にとっても、
子どもの親にとっても辛いものです。

 

アトピー性皮膚炎の症状が一晩で急激に重症化し、
慌てて病院に駆け込む人もいます。

 

これは、夜の間に?いてしまい、
?くことによってさらに痒みが増し、
そしてさらにかきむしるという悪循環が、
アトピー性皮膚炎を重症化させてしまっているのです。

 

お風呂に入るときに肌着を脱ぐと、
急に痒くなることもあります。

 

それは、肌着を脱ぐことによって体毛が刺激され、
痒みを招いているのだと考えられます。

 

そして、そのような痒みは、肌が乾燥して痒い冬場に多くなります。
肌の乾燥だけでなく、冬場は静電気も起こります。
その静電気によって肌着が皮膚に張り付いていますから、
服を脱ぐときに皮膚が刺激されるのです。
その刺激によっても、痒みが増してしまうのです。